視力回復トレーニング法の学術的根拠

視力回復トレーニング法の学術的根拠について

東大名誉教授の故石原忍先生はその著「小眼科学」のなかで次のように述べておられます。
「わが国に多発する学校近視については、調節緊張を緩解することによって、偽近視ならびに屈折性近視を治療することができる。これがためには近業には凹レンズを用いないこと、また場合により逆に凸レンズを用いること、裸眼でまた凸レンズを装用して望遠練習を行なうこと」。

また、香川県学校保健会編による「近視予防の手引」には遠方凝視訓練の効果について次のように述べられています。
「遠方凝視訓練というのは、従来から望遠訓練とか遠望訓練とかいわれていたものに、遠点をじっと凝視させることを加えて、その効果を一層大きくし、近視の予防と矯正をはかろうとする1つの方法である。遠くの1点を明視しようとする意志が加わると、より以上に水晶体を薄くすることになり、それが毛様筋の異常緊張を解く強い作用にまでつながり、回を重ねることによってしだいに遠見のきく正視への回復(矯正)となってあらわれるものと考えている。」
以上の指摘は、当センターが実施している視力回復トレーニング法のポイントとまったく合致しています。