メガネの使い方

正しいメガネの使い方

視力回復にとってメガネの使い方は、軽視できない大切な事柄です。視力回復にむけて正しいメガネの使い方を理解してください。近視メガネは、あくまでも「遠くがよく見える」ようにかけるメガネです。決して近くを見るためのメガネでありません。視力0.1までの中程度の近視では、裸眼で遠くを見るときはボケますが近く(30〜40cm)は楽に見えるはずです。つまり、勉強、読書、デスクワーク等の近業には裸眼でOKなのです。また、強度近視(0.1以下)の人で、裸眼だと近くさえも見えづらい人でも、近くが楽に見える範囲のゆるいレンズの方が目には良いということになります。

A.中程度の近視者が近い所を見るときメガネをかけなくても見える

B.メガネをかけて近くを見た場合Aと同じ水晶体の調節では網膜の後方に結像し、明視できない

C.従ってメガネをかけて明視する為には余分な水晶体の調節が必要となる(黒い部分だけがふくらむ)

誤ったメガネの使い方

「メガネをかけたりはずしたりすると目に悪い」といった言葉をよく耳にしますが、これは前項(正しいメガネの使い方)の理由から全くの誤りということになります。逆に、視力低下を早める原因にもなります。(但し、強度近視の人、乱視の強い人、遠視の強い人は別です)。誤ったメガネの使い方は、視力回復にとって効果的ではありません。

次の2点が注意点です。*視力回復にとっても大変重要なポイントです。

  1. 近くが裸眼で楽に見えていれば、近くを見る時はメガネをはずす。
  2. 強度近視で、近くが裸眼では見えにくい人は、遠くを見るメガネと近くを見るメガネを上手に使い分ける。(※遠くがよく見えるメガネで近くを見ると度数が強すぎることになり目が疲れます)。