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遠くを見るクセをつける

現在、私たちの生活環境は子供も大人も近くを見ることが多く、遠くを見る機会が少ないと言えます。そのため、遠くを見るという遠方調節機能の働きが弱くなっているのです。従って、生活習慣として、意識的に遠くを見ることを身につける工夫が必要と思われます。これはその気になれば、皆さんの生活の中でいくらでも実行できることです。自分の目に対する気配り、これが自身の「目の健康体操」につながり視力回復の第一歩となります。

目に負担のかからない習慣を

目のピントを合わせる働きをしているのが水晶体とそれを支えている毛様筋です。近くを見続けることによって、毛様筋は緊張し、水晶体は厚く膨らんだままの状態になります。この状態が近視で、目に大きな負担となっています。つまり、勉強、読書、デスクワーク等の近方視が、目に負担をかける原因です。このように、近くを見るときの距離と目にかかる負担には大きな関連性があるのです。

例えば、ものを見る距離がA=40cmとB=20cmの場合、Bの水晶体の屈折はAの2倍となり、その分目にかかる負担も大きくなっていることが分かっていただけると思います。

Aの距離Bの距離

従って、近くを見る際は、5cmでも10cmでも距離を遠ざける方が目の負担を軽くすることにつながります。それでは、どのようにしたら目に負担がかからないようできるのでしょうか?繰り返しになりますが、近くを見続けると、どんどん目の疲れが増してゆくことになります。これは毛様筋の緊張状態が続くことと同じです。ですから、こまめに視点を遠くに移動させることなどで、この毛様筋の緊張を途中で緩めてやる必要があるのです。つまり「近方視の合間に遠方視をする」クセ(習慣)を身につけることが大切なのです。これが目の負担を軽くする最善の方法であり、視力回復の第一歩なのです。その気になれば、どなたにでもできる簡単なことです。ぜひ実行を!!

姿勢について

姿勢が悪いと目と見るものとの距離が近くなるので、余分な目の調節をしなくてはなりません。また、肩こり、頭痛、疲れやすい等の諸々の点でも良くありません。視力回復には姿勢など習慣の改善が欠かせません。